こらなかなか複雑なもんがありますな。
どうも、複雑じゃない顔を持つ男shimamotoです(^_-)-☆
さて、ジュニアテニスって関わっとって、皆さんどのくらい他のお子さんや保護者さんと関りあります???
よくですね。大会行くやないですか。
すっごいピリピリした感じで他と関わろうとしない子、積極的に友達と一緒に練習する子、ひたすら友達と遊ぶ子、ピリピリはしてへんのやけどなんか周囲と関われずポツンとしとる子。いろいろいてますよね。どれがええんやとか言う話ではないんですけども。
これ、お子さん以上に保護者さんのカラーが大きいなって思うんですね。
マンガ「ベイビーステップ」(勝木光著)という作品の中で、清水さんというキャラが出てくるんですけども。作中、非常に半端な立ち位置で終わり、消化不良感が強かったですが、とりあえず言えることはジュニアの強豪選手のわりと典型例の1つってことですね。
清水さんはお母さんのいう通りやってきて、ずっと勝ってきた強豪選手なんですけども、お母さんの考えで生きてきたから、テニスに対しての主体性や友達との関りでの主体性が持てないんですね。ですので丸尾に惹かれつつも、何も出来ず。テニスもなっちゃんに倒され、中途半端に消えていきました。
多分なんですけど、清水さんはここから伸びるのは今のままでは難しいんですね。もし清水さんの物語、スピンオフが存在するならば、清水さんはお母さんと共に、テニスに対して新しい考え方を模索するところからリスタートとなるはずやと思います。
対して、なっちゃんは最初から、ライバルがどこまでも上にいるんですよ。だから、関わる人が全部、ライバルではあるけども、本質的には友達でもあるんです。これ、伝わります?だから、大会会場での振る舞いや雰囲気が全然違う。
この感じって実はレベルはずっと下ですけども、近所でもようけ見かけます。
近所の子に勝つことだけ考えとる親御さんがいてまして。その親御さんから見ると、近所の子が敵なんですよね。だから、近づかないし、親しく近づくと嫌がるんですわ。
一方で、戦績的に同じレベルにいても、もっと上を見てる子は、近所の子は「敵」ではないわけですよね。共通の仮想敵をいつか倒す仲間、になるわけです。
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よくですね。親御さんが子ども以上に熱くなるとロクなことがない、ジュニアのスポーツでは言われるやないですか。それって一所懸命関わるなってことではなくて、こんなふうに親が勝ち負けばっかりにとらわれるな、いうことなんちゃうかなあと思うんですわ。